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28

9月 2021

越中哲也先生のご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表します。

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越中哲也先生のご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表します。
長崎の歴史と言えば、越中先生でした。私たちも市民の一人として様々に教えを請えるお優しい気さくな方でした。
昨日インスタグラムにアップした手より糸(絹糸)のブレスレットを製作するにあたり、長崎で養蚕を起業された「桑姫様」のことも先生にお尋ねしたことがありました。
先生が96歳の2018年のことです。
アポなしで訪れた私を笑顔で迎えいれてくれて、桑姫様のことなんですが、と切り出すと、すぐに立たれて、壁いっぱいに先生の著作が並ぶ本棚の中の一冊の本へ一直線に手を伸ばされました。
そこには、先生が桑姫様について書かれた記事が掲載されていました。
どこに何が書いてあるか、その本がどこにあるか覚えてらっしゃるんですか?と驚く私に、
どや顔で「あたりまえやかねー。」とにっこりされた笑顔が思い出されます…。
定かではなかった桑姫様のお話を教えていただき、桑姫さまを祭る稲佐山麓の淵上神社に辿りつくことができました。
キリシタン大名大友宗麟の親族で長崎に移り養蚕を広められた桑姫様はカトリック教徒でありながら、その偉業により社が建てられているとのこと。
素材となる絹が採れるようになり、長崎で刺繍がさかんになっていったのかもしれないと後日、嘉瀬長崎刺繍再生塾塾長も話されてました。
越中先生、先生がいたからこそ、長崎は面白いと思えることにたくさん出会うことができました。
本当にありがとうございました。ご冥福を心よりお祈りしています。そして、どうか長崎を見守っていてくださいと願うばかりです。
合掌 パコラル代表 荒木智佳子

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